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尚武会、レンジャージム 『ムエローク 2022 八王子』 2022年5月15日(日)東京・八王子市富士森体育館 ▼メインイベント IPCC世界アトム級(46.5kg)王座決定戦 2分5R ◯伊藤紗弥(尚武会) 判定3-0 ※49-48×2、49-47 ●ナムワン・ソーコンクラパン(タイ) 【フォト】伊藤が長い足を上げて蹴りを放つ  5月15日(日)東京・八王子市富士森体育館で開催された『ムエローク 2022 八王子』で、”ムエタイ才女”伊藤紗弥(尚武会)がIPCC女子アトム級(46.5kg)王座を判定勝利で獲得。実に世界4つ目の世界王座戴冠となった。  伊藤は“天才ムエタイ少女”として名を馳せ、僅か13歳でWPMF女子世界ピン級暫定王座を獲得。その後はWBCムエタイ、WMCなど世界三冠王となった。  前戦は昨年11月、BOM女子ライトフライ級王座を獲得し、BOM二階級制覇、勢いに乗り期待がかかる。  相手のナムワンは71戦51勝の戦績を持ち、ムエタイ殿堂・ルンピニースタジアムへも参戦しているファイターだ。  両者による王座決定戦(2分5R)となった。  1、2Rはナムワンが積極的にワンツーからのハイ、ミドルを出してゆくも、伊藤が落ち着いてかわしては前蹴り、ローを合わせる展開に。  3Rはさらに前蹴り、ミドルで前に出るナムワンに、伊藤がカウンターのワンツーを入れる。首相撲で伊藤がこかす。ナムワンの右ミドルが良く入るも、ラストは伊藤の右ハイがヒットする。  4R、伊藤のスイッチが切り替わり、右ミドルを連打すると、ナムワンは防戦に。さらに伊藤のジャブが何度も入る。伊藤の右ミドルからの右ストレートもヒット。  最終5Rは、ミドルの蹴り合い、パンチの打ち合い、首相撲からのヒザの蹴り合いと激闘に。ラスト30は疲れたのか手数の出なくなったナムワンに、伊藤が前蹴りを合わせこかす。さらにミドルからのパンチも入れ、ゴング。  判定は3-0(49-48×2、49-47×1)で伊藤の勝利。伊藤が4つ目の世界王座を手に入れた。  伊藤はマイクで感謝の言葉を述べ「日本人初のベルトと聞いてて気合が入っていたんですけど、相手のナムワン選手本当に強かったです。上手でなかなか自分の攻撃が入らなかったりとか、なんとか意地で獲りました」と相手を称え、喜びを伝えた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/403bf6e7db1da5ec2049f8684f2caff5910adb9b