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キックボクシング「RISE」のスーパーフェザー級3位石月祐作(32)が「TEAM GROW」を立ち上げ、選手兼指導者として活動を始めている。昨年12月の試合であごを骨折し、リングから遠ざかるが復帰までの間に自身のチームを育てていく。  練習生を相手にミットを持ち、アドバイス。「意識が高い人ばかりです」と石月。チーム立ち上げは4月30日。SNSで募ったメンバーは格闘技未経験者から経験者まで12人。練習は週3回で新潟・三条市内の公共施設を借り歩く。  選手としては長期休養中だ。昨年12月の笠原友希(21)に判定負けした際のあご骨折は完治に1年以上かかることが判明し、ドクターストップがかかった。昨年7月には「RIZIN37」に出場。豪快な打撃戦で会場を沸かせる戦いぶりに、敗れてもオファーが続いたが、体にはダメージが蓄積されていた。  休養がチーム結成のきっかけになった。後進を指導する夢もある。「キックをやりたいという声が結構あった。自分の練習相手になる選手が育ってくれればとも思った」。休養期間をプラスに捉え、競技普及と自らの復帰後を見据える。  3月に約8年在籍したKAGAYAKIジムから円満に独立。伊達皇輝代表(47)に練習環境を変えながら力を磨きたい意思を伝えた。「選手でいられる期間は限りがある。好きなことをやればいい」と背中を押された。だからこのままでは終われない。「あと最低2試合はする。1年後がダメでも2、3年かけてリングに戻る」。成長を求めて再スタートを切った。【斎藤慎一郎】  ◆石月祐作(いしづき・ゆうさく)1990年(平2)10月9日生まれ、新潟・三条市出身。三条一中から加茂農林高へ。高校中退後、15年に「KAGAYAKI」入門。16年アマチュアの全日本トーナメントで優勝。17年8月に「RISE」でプロデビューし、18年にスーパーフェザー級新人王獲得。20年8月にDBS日本ムエタイスーパーフェザー級、同年10月にKROSS×OVER同級のタイトルを獲得した。戦績18戦12勝(7KO)6敗。170センチ。血液型B。

 
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