「RISE 171」(8月18日、東京・後楽園 ホール)のメインイベントで行われた「第2代RISEライトヘビー級(-90kg)王座決定戦」で南原健太 (極真会館)がコントゥアラーイ・JMボクシングジム(タイ/JM Boxinggym)に逆転KO勝ちを収め、悲願のRISE王者となった。
今回の第2代王座については6月の後楽園大会から4選手によるトーナメントが行われ、南原は入田和樹(TEAM日高)に2RでKO勝ち、コントゥアラーイはフェルナンド・アルメイダ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)に判定勝ちでこの日の王座決定戦に駒を進めていた。
1R、両者オーソドックスの構えでスタート。コントゥアラーイが左ボディーを放つと南原は右カーフを連打。コントゥアラーイは詰めて右ローを連打で返す。南原は右ロー。南原の左ハイをキャッチして押し返すコントゥアラーイ。南原はヒザからパンチ。しかしコントゥアラーイは左ボディーからの右フックで先制のダウンを奪う。立ち上がった南原にコントゥアラーイは笑顔で殴り掛かる。コントゥアラーイは左ボディー、右ロー、左フック。南原が前に出て左右のロー、左フックもコントゥアラーイは左ボディー、左フック。
オープンスコアはジャッジ3者とも10-8でコントゥアラーイ。
2R、コントゥアラーイは左ボディー、右フック、右ロー。圧をかけるコントゥアラーイ。南原はワンツーから右ロー、そして後ろ上段回し蹴りも距離が近すぎクリーンヒットはならず。笑顔を浮かべながら前に出るコントゥアラーイの右ロー、左右のフックがヒットも南原が反撃。左ヒザからの左フックでダウンを取り返す。立ち上がったコントゥアラーイが打ち合いに出る。互いのパンチが顔面にヒットするも打ち勝ったのは南原。左フックからの右フックで2度目のダウンを奪い、逆転のKO勝ちを収めた。
南原は試合後のマイクで「押忍! 本日はたくさんの応援ありがとうございます。僕は4歳から空手を始めまして、今25歳になるので21年目にしてこのような大きいタイトルを取ることができました。僕はここでまだまだ止まらずこれから先もっともっと羽ばたいて行きます。RISEのライトヘビー級は南原健太に任せてください。皆さん、付いてきてくれますか? まず、ここまで育ててくださった親父、そして極真会館で4歳から育ててくれた川本支部長、そして相見先生、僕をチャンピオンにしてくれてありがとうございます。入場した時からたくさんの皆さんの応援が力になりました。最初、倒されて、すごく焦って、戦っている時に気持ちも負けそうになりましたが、皆さんの気持ちが僕の背中にありました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉。
南原が2度目のダウンを奪いKO勝ち(撮影・上岸卓史)
そして「僕はこれから最強を目指して戦っていきます。これから世界と戦っていくにはまだまだ力不足です。伊藤代表、まずは僕は日本最強になってから世界に挑戦したいと思っています。日本人最強を証明するためによろしくお願いします。シュートボクシングでもK-1でも、どの団体でも連れてきてください。僕が全員倒します。これからも僕はもっともっと皆さんをビリビリしびれさせるようなKOを見せていきます。THIS IS RISEな試合を見せて行きますので、南原健太についてきてください」と日本人最強を証明するために他団体の選手との戦いも辞さない姿勢を見せた。
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