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9月24日(日・現地時間)中国・広州のキックボクシングイベントに、ブアカーオ・バンチャメーク(41=タイ)が出場。中国の映画スターでキックボクサーでもあるワン・ヤンロン(33=中国)と対戦したが、1Rでヤンロンの試合拒否によりノーコンテストとなった。  ヤンロンは1Rから度重なるバックキックによる金的攻撃を行うも、ブアカーオがヒザ蹴りを放つと、即座に「反則だ」と主張し、続行を拒否。場内は1時間近くも混乱が続き、挙句にヤンロンは「MMAならやる」とルールの変更を要求した。 【フォト・動画】ブアカーオのヒザ蹴りに突然怒り出し、ボイコットし大騒ぎする相手  ブアカーオは9月9日、タイのラジャダムナンスタジアムで、城戸康裕と戦い、バッティングでノーコンテストになったばかり。  相手のヤンロンはアクション映画のスター俳優。キックボクサーとしては、カンフーをバックボーンとし、クンルンファイト等で活躍。18年には総合格闘技にも挑戦した。  試合は開始直後から、ヤンロンがブアカーオのスネや腿をバックキックで攻めるも、何度も金的にヒット!注意の後も金的攻撃を止めないヤンロンに、ブアカーオは距離を詰め、パンチ、両手で組んでのヒザでやり返す。  この首相撲からのヒザはルール違反のようで、主審が引き離すも、ヤンロンが猛抗議!”お話にならない”とばかりに手を振り、続行をうながされても拒否する。  主審の説得で数分後に試合は再開されたが、ブアカーオが左手で頭を一瞬つかんで右ヒザを出すと、ヤンロンがまたも試合拒否。  主審は続行をうながすが、ヤンロンはロープにもたれ背を向ける。  どうやらヤンロンは”ヒザ蹴り”そのものが反則だというルール認識で、試合を受けていたようだ。  ヤンロンの戦ってきたクンルンファイト等も、ヒザ蹴りは反則ではないが、ヒザを得意とするブアカーオ戦では、ヒザ無しルールの話も出ていたのかもしれない。   困った主審はブアカーオに「”ヒザ無し”ルールで続行しないか」と問うも、ブアカーオ陣営は拒否。  ヤンロンも試合続行を拒否し、なぜか引き分けとなってしまった。ブアカーオは困惑顔だ。  リングでは混乱が収まらず、ヤンロンはマイクで「ブアカーオはヒザ蹴りという反則をし続けた」と主張、さらに「ヒザ蹴りをしたいなら、再戦はMMAでやろうじゃないか」とMMA戦を要求するも、ブアカーオ陣営とは折り合わなかった。  場内の混乱は1時間以上も続き、収拾のつかなくなった運営側がリングに上がり、引き分けではなく「ノーコンテスト」を宣言しイベントは終了した。 https://news.yahoo.co.jp/articles/1eb6b079f84414960ae299fb80f32866422400f1