9月16日(月)、RIZIN榊原信行CEOの独占インタビューがABEMA格闘チャンネル公式YouTubeにて公開された。榊原CEOは、ドーピング疑惑で世間を騒がせた平本蓮(剛毅會)について「まだグレーだ、疑惑の目は払しょくできていない」とコメント、RIZINとしても「日本のプロ格闘技団体としてどうあるべきか模索していく」と語った。
【動画】榊原CEOが今後のRIZINについて語る!平本蓮にも言及
今年7月に行われた『超RIZIN.3』について、榊原CEOは「RIZINを2015年に立ち上げて、過去のK-1とかPRIDEの時代に見られていた風景を、今の時代にもう一度再現することが一つのテーマとしてあったんですけど、さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンにたどり着くまでそれでも9年かかるという。ちょっと感慨深いものもあったし、当日のファンの方たちによる熱量も選手たちの試合も本当に素晴らしい作品となったと思っています」と振り返った。
同大会のメインイベントで朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)にKO勝利した平本に、大会後ドーピング疑惑が浮上したことについては「平本蓮も朝倉未来もこの試合に人生を懸けて、両選手がこの試合を代表的な試合と挙げるくらい様々なものを積み上げてきた作品だったので、ケチが付いてしまったというのがすごく残念です」と語る。
大会当日に行ったドーピング検査では朝倉、平本ともに“陰性”の結果が出たと9月5日に発表されたが、榊原CEOは「まだ僕はグレーだ(と思う)。ルール上は白ですよ」と見解を述べ、「平本に向けられた疑惑の目は完全には払しょくできていないので、これから彼が格闘家として未来に向けて積み上げていくことで変えられるだろうし、1年後とか2年後とかに“やっぱり平本ってすげえな”というものをぜひ見せてほしい」と、平本の今後に期待をかけた。
そして「今回を機にプロモーターとして勉強するというか、しっかり考察をしてその中で日本のプロ格闘技団体としてどうあるべきか模索をしていきます。世界に通用する、それでいてファンの方たちが中立で公正公平な舞台だということを疑わずにこれからもRIZINを見続けてくれるような、信頼をしてもらえるような体制づくりをしていく」と目標を語った。
そんな榊原CEOが、いま期待している選手として名前を挙げたのはRIZINフェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)。「これから覚醒してもっと求心力をつけてほしい。RIZINという舞台で彼が成し遂げてきているもの、みんなに伝えたいことは伝わりつつあると思う。年齢的なことを考えても向こう5年、10年近くはトップ戦線を張れるし、世界に挑めるポテンシャルはあると思っています」と評価した。
また、榊原CEOは9月29日(日)『RIZIN.48』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カードについてもコメント。RIZINライト級タイトルマッチのホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)vsルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)、RIZINバンタム級王座決定戦の井上直樹(Kill Cliff FC)vsキム・スーチョル(韓国/ROAD GYM WONJU MMA)という“2大タイトルマッチ”をはじめ、若い10代の選手とベテランによる“新旧対決”などの見所も紹介している。詳細はABEMA 格闘【公式】YouTubeにて視聴できる。https://news.yahoo.co.jp/articles/dec63571537a525931e4516077791df9731fdabc
榊原CEO、平本蓮ドーピング疑惑は「まだグレー」?RIZINの課題と未来を語る
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